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登山場所の文化的背景を音声解説サービス  ヤマップ


KBC映像と協業で

登山アウトドア向け地図アプリ開発の㈱ヤマップ(福岡市博多区網場町2丁目、春山慶彦社長)は12月2日、番組制作を手掛ける㈱KBC映像(同市)と協業し、登山場所の文化的背景などを解説する音声ガイドサービスを開始した。
同社が展開する登山アプリ「YAMAP」(現在ダウンロード数は150万)と㈱KBC映像が開発した多言語の観光ガイドシステム「jaj.jp(Japan Audio Journey)」を使用。登山場所の麓の街との関係性や山岳信仰など各地の歴史、文化を音声により解説し、登山者向けに新たな登山スタイルを提案するもの。アプリ内の登山地図の虫眼鏡タイプのガイドポイントをタッチすると、各地に関わる詳細情報と音声ガイドを聞くことができる。すでにサービス開始と同時に、第一弾として大分県の国東半島の両子山(ふたごさん)を中心とした「六郷満山(ろくごうまんざん)」の山岳信仰や神仏習合のストーリーを公開している。
同社では「日本各地の登山場所にまつわる歴史や文化をもとにしたモデルコース策定なども積極的に取り組みたい」と話している。
同社は2013年3月設立。資本金13億7324万円(資本準備金を含む)。従業員52人。決算期6月。地図アプリ「ヤマップ」はスマートフォンに搭載されたGPS機能を活用するため電波が届かない状況でも現在地把握ができる登山向けアプリ。

2020年1月28日発行