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発注遅れなどから売上高268億円と微減 富士ピー・エス
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週刊経済2023年6月6日発行号
今期利益は大幅増見込み
プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)の23年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比1・7%減の268億4300万円。経常利益は同79・7%減の2億2600万円となった。
受注高は建築事業のマンション事業が好調で増加したが、土木事業において一部の契約が翌年度にずれ込んだことなどから減少、同4・1%減の361億2800万円。売上高は手持工事が順調に進捗したものの、建築事業で発注遅れや一部工事の進捗遅れなどが生じたことで減収。利益面では売上高の減少、採算性の高い工事の進捗遅延や材料高騰などにより工事利益率が低下し減益となった。当期純利益は連結が84・1%減の1億2300万円となった。
今期の連結決算は、売上高が前年比16・5%増の312億8000万円、経常利益が同3倍の7億円、当期純利益が4倍の5億円の増収増益を見込む。