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病院横に３階建て介護老人福祉施設を建設 福岡リハビリテーション病院　総事業費は約14億円

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　福岡リハビリテーション病院（福岡市西区野方七丁目、原信也院長）を経営する医療法人大乗会（同所、原信也理事長）は、病院横に三階建ての介護老人福祉施設を建設している。総事業費は約十四億円で、着工は昨年十一月、今年の十一月一日のオープンを予定している。
　一昨年に病院横の農地を購入、昨年九月二十四日には社会福祉法人大乗会を設立して、建設準備を進めてきた。敷地面積は約四千四百平方メートル、建物は三階建てで、延べ床面積は五千六百九十平方メートル。施設名は介護老人福祉施設「リハモール福岡」。一階はショートステイ十五室、四十人収容可 能なデイサービス、厨房、浴室、日本庭園、二～三階は特別養護老人施設で、ワンフロア三十六室の計七十二室。九室をワンユニットとして、それぞれに共有スペースとしてキッチンや談話室などを備える。一部屋の占有面積は約十五平方メートルで、ベット、トイレは全室完備。なお、オール電化、コージェネシステムの導入も検討している。原理事長は「ワンフロアに九人家族の家が四つで、生活を楽しむスペースを提供していきたい。リハビリテーション機能をもつ病院に併設となるため、要介護度を下げていく日本初のリハビリ機能付ホームとしてのモデルづくりを目指す」と話している。
　医療法人博仁会は一九五五年創立、八〇年に「生松・原病院」を開院 し、九六年リニューアルで医療法人大乗会「福岡リハビリテーション病院」に名称変更。職員数は三百八十人。許可病床数は二百二十八床、一般病棟は二棟、 百八床、回復期リハビリテーション病棟二棟 百二十床。診療科目は、内科、整形外科、脳神経外科、リハビリテーション科、リウマチ科、消化器科、循環器科、神経内科、歯科 。二〇〇二年六 月に医療機関同士で患者の症状や治療状況の情報交換を実施する開放型病院の認可、〇二年十一月にＩＳＯ９００１認証をそれぞれ取得している。一日の外来患者数は約二百人。
　原理事長は五二年九月二十三日生まれの五十歳、福岡大学医学部卒、趣味は海釣り、座禅。

2004.2.17 発行　週刊経済より