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町営温泉施設の譲渡先をプロポーザル公募 福智町


「ほうじょう温泉ふじ湯の里」を民営化

福智町(黒土孝司町長)は、このほど同町弁城(べんじょう)上の原にある町営コミュニティーセンター(温泉施設)「ほうじょう温泉ふじ湯の里」完全民営化に対するプロポーザル(事業提案)公募を始めた。
同施設は2004年11月、町民および都市住民を対象に健康増進および憩いの場の提供、温泉施設を拠点とした地域活性化を目的に開設。以降、指定管理者制度に基づき管理・運営を行ってきたが、来年3月末に指定期限を迎えることから、これを機に民間事業者などに完全譲渡することで同施設のさらなる有効活用と地域活性化を図るのが狙い。場所は福岡県道407号(方城金田線)沿いの弁城小学校から約300m北側。敷地面積は2万4203㎡(駐車場含む。うち同施設の敷地面積は1万4090㎡)。鉄筋コンクリート造(一部木造)平屋建てで建築面積は2871㎡。主な施設内容は浴場(男女用2カ所、家族風呂3カ所、身体障がい者用風呂1カ所、ホール、レストラン、物産コーナー、宴会場、和室、調理室、事務室、フロントロビーなど。駐車場は260台。泉質はナトリウム一炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性温泉)、源泉量は第1源泉が毎分約220ℓ、第2源泉が同約100ℓとなっている。
土地は有償貸付とし、その後の土地売却などについては譲渡先候補者の事業計画や事業展開に伴い、町と協議して決定する方針。なお、町有地使用料は年額345万6000円。2018年度の利用者数は21万164人、売上高は1億6260万3017円となっている。
応募書類および提案書の受付期間は11月14日まで。25日に公開プレゼンテーションおよびリアリングを実施し、11月下旬に審査結果を通知。12月上旬の議会議案上程を経て、12月下旬に契約締結する。詳細はまちづくり総合政策課まで。

2019年10月23日発行