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田川東高校跡地活用事業プロポーザルを公募 田川市


週刊経済2022年11月1日発行

最低貸付料は年額1150万9200円

田川市(二場公人市長)は10月21日、同市番田町にある旧田川東高校跡地を対象とした活用事業プロポーザル(事業提案)公募を始めた。
同跡地は1994年に田川東高校を移転して以降、現在まで未利用地となっており、同市では「旧田川東高校跡地活用検討委員会」を通じて2016年度に同跡地活用方策について報告書を作成。同市が2020年3月に策定した「立地適正化計画」に基づき、田川伊田駅および田川後藤寺駅周辺を対象に民間事業者の企画力および資金力、ノウハウなどを活用し、新たな都市機能集積の拠点として整備するのが狙い。場所は国道322号沿い、伊田大橋交差点から約100m南側。敷地面積は1万4801㎡。地目は学校用地で、用途地域は第一種住居地域(現在、商業地域に変更手続き中。来年9月までに変更予定)。建ぺい率は60%(商業地域変更後は80%)、容積率は200%(同400%)。最低貸付料は年額1150万9200円。
また、同敷地内にある施設「たがわ情報センター(2001年建築)」は、市から事業者へ無償譲渡することとし、事業者が解体・撤去を行うことになる。なお、解体・撤去にかかる費用については市の負担とし、解体等費用相当額に達するまでの期間について貸付料を免除することで相殺する。同センターは建築面積719・7㎡、延べ床面積1317㎡の鉄筋コンクリート造2階建て。1階フロアに情報プラザ、研修室、会議室、2階はデータセンター、貸事務所、屋上に発電機を有している。
応募書類受付は今年12月21日~27日まで。来年1月中旬に参加資格審査結果を通知し、同月下旬にプレゼンテーション、優先交渉権者を決定。基本協定を締結する方針。施設整備工事開始は来年10月以降となる。詳細は都市計画課まで。