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田川市とFDCと業務連携協定 BOOK


筑豊地域の創業者増加へ

地域活性化事業などを手掛ける㈱BOOK(田川市猪国、大井賢忠社長)は7月18日、産学官民組織の福岡地域戦略推進協議会(以下FDC、福岡市中央区天神1丁目、石丸修平事務局長)と田川市(二場公人市長)で業務連携協定を締結した。

現在筑豊、田川地域で課題となっている福岡県内でも高い完全失業率や生活保護の受給率や、創業率の低下を解消するための活動を3団体で相互協力し解消を目指す。その上で、㈱BOOKが今年4月、廃校の旧猪位金小学校をリノベーションしオープンした音楽交流拠点「いいかねPalette(パレット)」内に創業交流拠点「福岡スタートアップライブラリー」を開設。ここでは、福岡市や東京などの県外、海外で展開する企業の同所への事務所誘致や、筑豊地域在住者、域外からの移住希望者で創業希望者への支援をすることで、新たな産業を同地域内に生み出す計画だという。支援内容は、事業計画所作成や金融機関の紹介、クリエイター向けに設備提供など。福岡市内の旧大名小学校(現・フクオカグロースネクスト)など九州内の廃校利活用施設と協働で、年1、2回のピッチコンテストも開く予定。3団体では、初年度の創業支援者の目標を30社、企業誘致目標を3社としている。大井代表は「当協定では、当社のいいかねパレットを活用できるということで創業支援の中でもクリエイターのコンテンツ産業創出に力を入れたい。協定を通じ筑豊地域に人、雇用を増やし活気を取り戻したい」と話している。

2017年8月8日発行