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産機事業がけん引し収益とも2ケタ台の伸び 南陽 4~12月期
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売上高は293億円に
福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)の18年4~12月期連結決算は、売上高が前期比10・8%増の298億800万円、経常利益が同12・4%増の22億4900万円となり、収益とも2ケタ台の伸びで増収増益となった。
営業利益は同17・7%増の21億8400万円、純利益は同16%増の15億7800万円。建設機械事業では度重なる災害からの復興で災害関連の工事需要は継続するなか、販売部門では好調が続く沖縄地区を中心に既存取引先の需要掘り起こしに努めるとともに、社会インフラの補修に関連する商品の販売強化に取り組んだ。また、レンタル部門では災害関連工事のニーズに対応できるようにレンタル機械の稼働率向上に努めた。この結果、売上高は同4・1%増の100億1400万円、セグメント利益は同19・1%増の12億5900万円と伸びた。
一方、産業機器事業では中国でのスマートフォン需要の落ち込みでロボット業界や電子部品・半導体業界で受注や生産活動に弱含みが見られたが、国内では自動車業界に向けた車載用半導体の需要が堅調に推移。新商品の開拓と提案営業の強化に努めるとともに生産部品や消耗部品の販売強化に取り組んだ結果、売上高は同14・7%増の195億300万円で、セグメント利益は同12・5%増の12億5700万円と伸びた。砕石事業では公共工事、民間工事への営業強化に努めて受注獲得に取り組むとともに、製造コストの価格転嫁に向けて販売単価の交渉にも努めた。この結果、売上高は公共工事の受注獲得で同1・6%増の2億9000万円となったものの、セグメント利益は輸送コスト増加で、同26・3%減の700万円にとどまった。
通期では売上高が前年比8・6%増の393億円、経常利益が同1・9%増の26億円を見込んでいる。なお、同社は昨年12月11日に東証2部から1部に昇格している。
2019年2月19日発行