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生鮮食品宅配の実証実験をスタート  LOMA


AI利用し最適化

物流スタートアップの㈱LOMA(=ロマ、福岡市中央区大名1丁目、中川善智社長)は5月21日、生鮮食品宅配の実証実験を開始した。
同社は、AIを活用し仕入れなどの需要予測や走行ルートを最適化し食品ロスや人件費削減に取り組む「LOMAプラットフォーム」の開発を進めている。今回は実証実験第2段階として取り組むもので、博多区東比恵にある拠点から半径3キロ圏内を対象に荷物を載せた車両を巡回させ、注文から1時間以内に野菜や卵などの生鮮食品を届ける。第一段階では今年3月から5月にかけて福岡市東区アイランドシティ香椎照葉地区の約3000世帯に対し、20分以内に定食料理を届ける実験を実施してきた。
中川社長は「鮮度保持など最も難しいと予想される生鮮食品からスタートした。今後はLOMAプラットフォームの需要予測を他の業界でも生かせるようにしたい。3年以内での株式上場も目指す」と話している。
同社は2020年3月設立。資本金500万円。決算期3月。従業員数4人。
中川社長は大牟田市出身。1979年4月17日生まれの41歳。大牟田高校卒。趣味はヘリコプターの操縦。

2020年6月16日発行