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生産調整響き売上高4・1%減の1兆1180億円 トヨタ自動車九州


週刊経済2023年6月13日発行号

台数7・6%減、3期連続減収

トヨタ自動車九州㈱(宮若市上有木、永田理社長)の23年3月期決算は、売上高が前期比4・1%減の1兆1180億7300万円だった。利益指標は非公表。
3期連続の減収。半導体をはじめ、部品供給不足に伴う生産調整により工場の稼働を停止した時期もあり、生産台数は7・6%減の33万5910台だった。一方、2021年から生産を始めた新型レクサスNXや、昨年フルモデルチェンジに踏み切ったレクサスRXなどを中心にエンジンの需要は旺盛で、生産数は4・5%増の36万4628基。また、21年度に世界的な電動車需要に伴う特需が見られたハイブリッド部品は、21・2%減の51万1382基で大幅減となったが、過去3番目の規模であり、電動車周りの部品のニーズは堅調という。