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生産管理システムを発売 Qsol


週刊経済2023年11月28日発行号

製造業向けに

九電グループでソフトウェア開発・販売のQsol㈱(キューソル・福岡市中央区渡辺通2丁目、犬塚雅彦社長)は10月1日、生産管理システムを発売した。
製造業向けで、スマートファクトリー(IoTやAIを導入することで、業務プロセスの改善や設備の最適化などにつなげる工場)に対応したシステム。名称は「GROTRY(グラトリー)」。主な機能にAIが生産計画を自動で立案する「AIスケジューラー」、工場内のさまざまな場所にセンサーやカメラを設置し、温度や電流、振動数など設備の稼働データをリアルタイムに取得し、各工程の進捗状況を可視化する「IoT連携」、作業員の心拍データ情報から体調変化を把握する「スマートウォッチ連携」などがある。企業の実情に合わせたオーダーメード製品で、導入価格は数百万円から数千万円規模。IT業界の展示会などで認知度を高め、すでに数社で導入が決まっている。同社では「九州は自動車や半導体をはじめとした製造業の工場が多く存在していることからも、当システムで人手不足の解消や生産性の向上で貢献したい」と話している。
同社は1987年7月設立。資本金1億円。従業員649人。