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生ごみ堆肥化容器を販売開始 ローカルフードサイクリング
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初年度5000個販売目指す
資源循環を目指し事業展開するローカルフードサイクリング㈱(福岡市東区多の津4丁目、平由以子社長)は1月6日、家庭の生ごみ用コンポスト(堆肥化する容器)を販売開始した。
持ち運びできるようなペットボトルを再利用したバッグ式の容器と、微生物の分解を速め、臭いが出にくいよう独自に配合した基材、水分量を調節する油紙がセットで、野菜の切れ端や卵の殻、魚や肉などの残飯を入れるだけで3週間ほどで堆肥が出来る。1日300グラムの生ごみを電気を使わず2カ月間投入可能。商品名は「LFCコンポストセット」で、価格は2980円。2回目以降は基材と油紙のみ届ける定期購入や、初心者向けに用土や季節の種が付いた3週間の体験キット「コンポストチャレンジ」も用意。販売はインターネットのほかイベントや講演会などでの対面販売のみ。コンポストに関する相談はLINEの専用アカウントを設置し対応。初年度の販売目標個数は5000個。平社長は「多くの方にコンポストを始めていただき、持続可能な未来への第一歩となれば。いずれは作った堆肥と野菜を交換できるサービスも考案していきたい」と話している。
同社はソーシャルビジネスを展開するボーダレス・ジャパン(東京都新宿区)のグループ会社として昨年10月設立。資本金は1000万円。平社長は福岡市東区出身。1966年8月29日生まれの53歳。中村学園大学食物栄養学科卒。趣味は映画観賞、旅行。
2020年1月21日発行