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環境開発と海商のSDGs私募債2件を受託 福岡中央銀行


週刊経済2022年2月15日発行

収益の一部をSDGsに貢献する団体等へ寄付

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、古村至朗頭取)は1月28日、建設・清掃業の㈱環境開発(同市博多区吉塚6丁目、牟田義彦社長)と辛子明太子原料販売の㈱海商(同市東区箱崎ふ頭5丁目、山本一隆社長)が発行した福中銀SDGs私募債(よか未来の応援債)を受託した。
「よか未来の応援債」は、受託する同行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債。11月から取り扱いを開始し、今回が2回目と3回目の受託案件。環境開発が発行した私募債の発行額は2億円、期間は5年間。海商の発行額は5千万円、期間は5年間。福岡中央銀行では「今後も地域のお客さまとともにSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたい」としている。
環境開発は1964年5月設立。資本金は4億7600万円。事業内容は土木・建築一式工事、解体工事、公共施設の維持・管理および産業廃棄物の収集運搬・処分など。従業員数は367人。同社では「創業以来、一貫して市民生活に直結したインフラ整備に努めており、事業活動を通じて環境共生時代の創造に貢献していきたい」としている。
海商は1983年7月設立。資本金は7千万円。事業内容は辛子明太子の原料卸。海商グループで辛子明太子の製造・販売、水産物販売などを手がける。従業員数は8人(グループ総数287人)。同社では「辛子明太子の専門会社として原料・製造・販売まで一貫した業務に取り組み、今後も美味しい商品を提供していきたい」としている。