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環境方針を制定し「TCFD」提言に賛同 福岡中央銀行


週刊経済2021年8月24日発行

気候変動問題への対応を明確化

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、古村至朗頭取)は、このほど「福岡中央銀行環境方針」を制定・公表し、気候変動に関わるリスク・機会の開示を推奨する「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)※」提言への賛同を表明した。
環境方針の制定・公表、TCFD提言への賛同を通じ、気候変動問題への対応の方向性と位置付けを明確化することで取り組みを強化していくもの。併せて、株主や顧客に有用な情報を提供するための情報開示も強化する。同行は昨年12月に「福岡中央銀行SDGs宣言」を公表。さらに、今年度から2023年度までの3年間を計画期間とする第12次中期経営計画では、取引先企業の脱炭素化への取り組みをサポートする方針を打ち出している。「今後もESG/SDGsへの取り組みを一層強化し、地域社会の持続的な発展に貢献していく」としている。
※金融安定理事会(FSB)により設立された気候変動リスク・機会に基づく企業の財務面への影響についての情報開示を推奨する国際的な支援組織。