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環境エネルギー分野の新規事業で売上高150億円を計画  安川電機    風力発電用機器や電気自動車用充電スタンドなど


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、津田純嗣社長)は2012年度までの中期経営計画で、環境エネルギー分野の新規事業で最終年度に合計150億円の売り上げを目指す。
 同中期計画「Challenge100」では、最終の12年度で売上高38百億円、経常利益で過去最高の380億円を目指す。同時に、同社のメーン事業領域の一つである「環境エネルギー事業領域」で、創立百周年となる2015年度までに戦略の具体化と実行の期間と位置付けている。環境エネルギー事業では“省エネ”と“創エネ”をテーマに、関連機器事業の拡大や自動車などの電気駆動システムの事業化を加速していく。 具体的には、太陽光パワーコンディショナを基軸に、小型の風力発電用機器、充放電コンバータなどの製造販売で40億円、大型風力発電設備向けの発電コンバータや発電機の開発、製造、販売で百億円、電気自動車用駆動モーターなどの開発試作として10億円を目指す。それぞれ同社の汎用インバータ、発電コンバータ、産業用ACサーボなど従来品の製造技術を応用する。中でも新たな環境エネルギー機器として、電気自動車用に、ロボットによる全自動の急速充電スタンドも開発中で、今年中に製品を完成させ、電力会社と協力し来年に一部販売も視野に入れ計画を進めている。