NEWS

玄海島で補助者なしのドローン飛行試験 ANAホールディングスなど


国内初めて

ANAホールディングス㈱(東京都港区、片野坂真哉社長)と㈱自律制御システム研究所(千葉市、太田裕朗社長)は5月14日から16日までの3日間、福岡市西区の玄海島で補助者なしのドローン飛行試験を実施した。
補助者なしの目視外による飛行実験は国内で初めて。ANAホールディングスは5月10日付で、国土交通省が9月に改正した「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要項」に基づき、海上における飛行では補助者を置かずにドローンを目視外飛行する承認を得たことで実施した。試験では自律制御システム研究所が開発したドローンを活用、西区玄海島から唐泊港までの5キロを目視外飛行する。実験では0・9キロ以下の荷物を積載、飛行高度60メートルという。飛行試験では福岡市のほか、NTTドコモも運航計画の策定を支援した。

2019年5月21日発行