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猫共生専用の賃貸マンション 三好不動産


完成は2月末

賃貸仲介・管理の地場大手㈱三好不動産(福岡市中央区今川1丁目、三好修社長)は、猫の飼育に必要な設備を室内、共用部に備えたマンションを建設している。完成は2月末。
早良区高取2丁目に建設中の6階建て賃貸マンション「if CAT藤崎」で、敷地面積は277㎡、延床面積は705㎡、1K20戸で約25㎡から29㎡。場所は市営地下鉄藤崎駅南東側で駅から徒歩3分。共用部には、グルーミングスペース、中にペットがいることを外に表示できるペットボタン付エレベーター、保護猫情報掲示板、猫写真コーナー、常時使えるペット用のごみ置き場、専有部には、スモールキャットドア、壁面のキャットステップ、キャットウォーク、キャットボックス、キャットアイ(見守りカメラ=検討中)、猫用の出窓「キャットビュー」、24時間換気システム、猫が開けにくいノットキャットドアノブ、猫用トイレを下に置ける洗面台、破れにくい網戸「キャットディフェンス」などを設置している。家賃は6万3000円~7万3000円で、敷金はなく礼金2カ月、共益費4500円、猫2匹目以降は1匹につきペット承諾金2万円で飼育は3匹まで、駐車場は4台収容で月額1万6200円。
今回の物件は2016年から展開を開始した猫共生物件開発の一環で、作詞家、歌手でタレントの依布サラサさんが総合プロデュース。これまで城南区のアパートをリノベーションした物件などを開発している。同社では、猫ブームと同時に、捨て猫、殺処分、虐待といった問題があることも背景に、猫と暮らせる賃貸住宅を自社開発し、今後は物件オーナーに対して、猫共生マンションの建築や猫飼育仕様のリノベーション工事を、空室対策としても提案していく考え。

2018年12月26日発行