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独社製クラウド印刷コネクターを販売  ピー・ビーシステムズ


「2025年の崖」対策に

企業向けに基幹システムクラウド化など展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)は2月中旬から、ドイツのコルタード社(ベルリン、カーステン・ミカレイトCEO)のクラウド印刷コネクターを日本国内の代理店として販売する。
販売するのは「ThinPrint Hub」で、クラウド上の基幹業務システムから企業オフィス内のプリンターでの印刷を円滑に実行するためのコネクター。従来は大量の印刷データがクラウドからオフィスに流れ込んで回線がひっ迫・遅延する問題があったが、同製品は各PCにソフトウェアをインストールする必要がなく、クラウド上から手元のプリンターにスムーズに出力できる。企業の既存のITシステムが老朽化、複雑化する中、システムを維持メンテナンスしてきたベテラン人材の引退やメーカーのサポート終了に伴うリスクの高まりへ対応することによる経済損失が2025年以降膨らむ可能性があるとされる「2025年の崖」への対策やデジタルトランスフォーメーションの一環で企業が基幹システムをクラウド上に移行する場合などに効果的という。同社は「今後も有用なプロダクトやサービスを提供する企業と協業しながら2025年の崖への対応需要に積極的に取り組んでいく」と話している。
同社は1997年設立。資本金2億1326万円。昨年9月に福証Qボードに上場した。従業員数48人。

2020年1月7日発行