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特殊製法の発泡性日本酒 山の壽酒造


週刊経済2021年6月15日発行

変わり種商品第三弾

日本酒メーカーの山の壽酒造㈱(久留米市北野町、片山郁代社長)は6月1日、発泡性日本酒を発売した。
20年5月に「変わり種商品」として発売した日本酒「ヤマノコトブキフリークス」シリーズの第3弾で、商品名は「ヤマノコトブキフリークス1プラス」。ヤマノコトブキフリークス1をベースに、もろみ由来の発酵ガスをより多く日本酒の中に閉じ込めるため同社が独自開発した特殊製法「泡沫(うたかた)発酵製法」によって発泡感を加えているという。アルコール度数13度で、精米歩合55%。小売価格は720mlで1760円(税込)。全国の山の壽正規取扱店で販売する。同社は「ガスとのバランスが良くとても飲みやすいといったお声をいただいている。アルコール度数も軽い低アルコール日本酒なのでこれからの暑い季節にもぜひ飲んでいただきたい」と話している。
同社は1818年創業で、片山社長は8代目当主。平成28酒造年度から、杜氏(酒造りの責任者)制から会社全体で取り組むチーム制に変革し酒造りを行っている。