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燃料電池トラックで初の公道走行 福岡市
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民間と共同開発、来月から輸送実証
福岡市は9月27日、民間と協力して開発・実証に取り組んでいる燃料電池トラックを報道陣に公開し、公道で初走行した。
福岡市は16年から、自動車受託開発の㈱東京アールアンドデー(東京都千代田区、岡村了太社長)などともに、国内初となる燃料電池トラックの技術開発・貨物輸送の実証事業に取り組んできた。今回公開した燃料電池トラックは、従来のディーゼルトラックに水素タンクや燃料電池を搭載したもので、事業費(自動車開発以外も含む)は5億5000万円。走行距離は約150㎞。来月10日から12月末まで、天神地区共同輸送㈱が市内の貨物輸送で同トラックを使って実証を進めるという。
公道走行開始式典を開いた場所は、下水バイオガスを用いた水素ステーションの機能も併せ持つ中部ごみ処理センターで、周辺の公道で走行デモンストレーションを実施した。
試乗した高島宗一郎福岡市長は「普通のトラックに比べとても静かで乗用車のような走り」と感心していた。
2018年10月16日発行