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熱源機器低調で減収赤字  昭和鉄工中間決算


通期ではサーモ事業受注増で増収増益見込む

熱源、空調機器メーカーの昭和鉄工㈱(糟屋郡宇美町宇美、福田俊仁社長)の2020年3月期中間連結決算は、売上高が前期比20・2%減の49億400万円、経常損益が2億7000万円(前期は0円)だった。
空調機器の売り上げは増加したものの、鋼板製ボイラーやエコキュートなどの熱源機器が低調に推移し減収、それに伴い赤字となった。事業別売上高は機器装置事業が30・4%減の29億800万円、素形材加工事業は鋳造品や精密鋳造品、景観製品が好調で8・8%増の7億円、サービスエンジニアリング事業は有料サービスが増加したが設備工事の減少で2・1%減の12億9500万円となった。通期では売上高が5・4%増の130億円、経常利益が12・8%増の4億円と増収増益を見込んでいる。
同社では「サーモデバイス事業の受注が下半期に集中するため、上半期は減収となった」と話している。

20191125日発行