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熊本県南小国町の温泉宿をリニューアル 九州テクニカルディベロップメント


週刊経済2021年8月3日発行

豪雨被害から再建

建設業などの九州テクニカルディベロップメント㈱(大野城市御笠川2丁目、古賀裕士社長)は7月24日、運営する阿蘇郡南小国町の宿泊施設「白川温泉 華匠庵(はなしょうあん)」をリニューアルオープンした。
令和2年7月豪雨の被害から1年かけて再建に取り組み、「地域色豊かな旅館」をコンセプトにリニューアルした。既存(本館)の4部屋ずつの2棟に加え、それぞれ2室と3室を備える2棟を新築し、新館とした。本館はこれまでの2部屋を1つにし、各部屋にダイニングと風呂を新設。レストランでの食事から部屋食に切り替え、レストランの食事は新館の宿泊客用に提供する。宿内は、全館各所に阿蘇外輪山をイメージした装飾にこだわったほか、建材には小国杉を活用。食材は地元農家と契約して地産地消を心がけた食事を提供する。価格帯は、本館が1人1泊3万3千円~(2人利用)、新館は室内風呂つきの3部屋「Aタイプ」が3万800円~(同)、室内風呂なしの2部屋「Bタイプ」が1万9800円~(同)。
同社は2013年12月設立。資本金3千万円。華匠庵の運営は2013年にトリゼンフーズから引き継いでいる。