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熊本県の「ショッピングセンターUTO」を買収  玄海キャピタルマネジメント    延べ床面積約4万2000平方m


 ファンド運営、不動産投資事業の株式会社玄海キャピタルマネジメント(福岡市中央区大名2丁目、松尾正俊社長)は7月31日、自社運営ファンド「合同会社玄海キャピタルファンド2(以下:GCM2)」を通じて、熊本県宇土市善道寺町綾織の郊外型商業施設「ショッピングセンターUTO」の土地と建物を取得した。
 これまでオフィスビルや物流センター、レジデンシャル向けに投資活動を進めてきたが、商業施設の再生に投資価値があると判断した。地方商業施設への投資は第1号で今後、改装などを実施し集客力を高める。「UTO」は2階建で敷地面積は約10万6600平方m、延べ床面積が約4万2000平方m。駐車スペースは2110台。総合スーパーの「ジャスコ」と専門店モールで構成され、約70のテナントが入居。施設全体の管理運営は、前所有者の株式会社カリーノの関連会社である株式会社カリーノ企画(熊本市、馬場栄治社長)が受託。玄海キャピタルマネジメントの松尾社長は「今後、追加投資などを通じ、快適で地域の方に喜ばれる地域密着型モールづくりを進めていく」と話している。
 同社は2006年5月設立。従業員数26人。GCM2は07年8月、資産規模約500億円で設立。これまで博多区榎田1丁目の低層型オフィス「榎田ビジネススクエア」や北九州小倉北区浅野2丁目の大型オフィスビル「KMMビル」などに投資している。