NEWS

熊本県と「くまモンランド化構想」で包括連携協定 QTnet


週刊経済2023年3月7日発行

バーチャル空間拡大を推進

九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(福岡市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は2月20日、熊本県(蒲島郁夫知事)と「くまモンランド化構想バーチャル空間拡大の推進に関する包括連携協定」を締結した。
同県では県全体がマスコットキャラクター・くまモンの魅力あふれる場所となり、世界中からヒト・モノ・企業が集まる「くまモンランド」の構築を推進しており、より多くの人にくまモンと触れ合える機会を創出するため、バーチャル空間におけるその世界観浸透や教育分野支援を目的にQTnetと協定を締結したもの。両者は「くまモンGAMES委員会」を立ち上げ、くまモンと〝ゲームで楽しむ(くまモンの世界観浸透)〟と〝ゲームを作る(くまモンと連携した教育分野支援)〟という2つの方向性でさまざまな事業を展開する。
具体的には、くまモンの世界観浸透においては、①くまモン公式体験型ゲームを開発し、くまモンに会えなくても触れ合える機会を創出。②国籍・年齢問わず、いつでもどこでもくまモンへの親しみや世界観を感じられる公式ゲームも開発する。教育分野支援においては、③ゲーム制作ワークショップを開催し、そのプロセスを通じてプログラミング的思考を養成するほか、④ゲーム制作コンテストを開催し、くまモンランド化構想に貢献し得るゲームを表彰していく。
今後は、3月中旬に公式ゲームと体験型ゲームをリリースし、同月末にゲーム制作ワークショップを熊本と福岡で開催。4月から同ワークショップを東京、福岡、熊本、鹿児島で順次開催するなど本格化する。7月にゲーム制作コンテスト夏季版の募集を開始し(9月に表彰)、公式ミニゲーム第2弾をリリース。12月に同コンテスト冬季版の募集を開始し(来年2月に表彰)、公式ミニゲーム第3弾をリリースする予定。