NEWS

熊本県で初めて「母子健康手帳アプリ」導入 NTTドコモ九州支社と熊本県南阿蘇村


㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、山﨑拓執行役員支社長)と熊本県南阿蘇村(吉良清一村長)は、7月1日から「母子健康手帳アプリ」を導入し、同村在住の妊娠中、子育て中の人に向けて各種手続きや子育て支援などの情報配信を始めた。熊本県の自治体で同アプリを導入するのは初めて。
これまで交付している母子健康手帳の内容をデジタル化したスマートフォン向けのアプリで、母子健康手帳と併せて利用することによって、妊娠中の健康状態や子どもの成長記録を写真・グラフと一緒にデジタル管理できるとともに、妊娠週間や子どもの年齢に応じたサポート情報を受信できる。このほか健康診査や予防接種、イベントなど村からの知らせや妊娠中・子育て中に役立つ情報が届く。費用(ユーザー利用料)は無料だが別途、パケット通信料がかかる。また、健康診査や医療機関での予防接種などは従来通り母子健康手帳(紙)の提示が必要。
南阿蘇村では「子育て世代に選ばれる地域づくりを進めており、妊娠、子育て中の方々を村全体で支援することを考え、アプリを導入した」と話している。
同アプリは特定非営利活動法人ひまわりの会と㈱NTTドコモが、妊娠中から子育て中の人向けに開発し、NTTドコモが運営している。これまでに全国で52自治体、九州・沖縄で9自治体が導入している(2018年7月1日現在)。

2018年7月10日発行