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熊本市東区にマルチテナント型の賃貸用大型物流施設 西日本鉄道
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週刊経済2024年4月24日発行号
戸田建設や東京建物と共同で
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は、戸田建設㈱(東京都中央区、大谷清介社長)や東京建物㈱(同区、野村均社長)と共同で熊本市東区戸島町にマルチテナント型の賃貸用大型物流施設を開発する。2025年10月に着工し、27年3月完成予定。
3社では物流面からの地域活性化を目指し、共同事業に関する基本合意書を締結した。開発計画地は国道443号に面し、熊本市街地から約10㎞、九州自動車道の益城熊本空港ICから約5・5㎞、熊本ICから約8㎞と交通アクセスに優れた立地。また、県内の半導体関連工場の集積地である菊陽町や大津町、合志市に近接しているほか、周辺にも多くの物流施設が集積している。計画では1棟を複数のテナントが使用する賃貸用大型物流施設(マルチテナント型)とし、開発面積約3万2770㎡の敷地に地上4階建て、延べ床面積約7万2614㎡の倉庫を建設する。
熊本県では、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)進出に伴い、今後もさらなる企業進出や半導体関連の部材・製造品などの貨物量増加が見込まれる。また熊本市は、「半導体関連産業の集積に向けた産業用地整備方針」を策定している。