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熊本市に客室数98室のビジネスホテル開業 西部ガスリビング


グループでは初のホテル事業

西部ガスグループの西部ガスリビング㈱(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、工藤青史社長)は7月1日、熊本市中央区城東町に8階建てビジネスホテルを開業した。グループとしては初のホテル事業参入。
名称は「&and COMFY HOTEL(アンドコンフィホテル)熊本城ビュー」。場所は熊本大学教育学部附属幼稚園の南側、熊本県酒造会館の跡地約600㎡。延べ床面積約2500㎡。客室はシングル(63室)、ダブル(14室)、ツイン(20室)、ハディキャップ(1室)の計98室。各部屋は16㎡以上の空間を確保し、シモンズ製ベッドの設置、ゆったりと浸かれる湯船と熊本城をイメージしたデザイン性あるバス空間など、基本コンセプトを「『思い出に残る体験』&『快適な空間』をお客さまに提供するホテル」(同社)としている。
2016年11月に策定した「西部ガスグループ中期経営計画」では、今後のグループ事業全体の利益水準の維持拡大を目的にガスエネルギー以外の事業拡大にも注力していく方針を打ち出した。ホテル事業は今後インバウンド需要が見込まれ、長期的な発展が期待できることから事業参入に踏み切った。
西部ガスリビングは1984年4月設立。資本金は4億8000万円(西部ガス100%出資)。売上高は108億8700万円(2018年3月期)。従業員数は222人。ガス機器、住宅設備機器、厨房関連商品および空調設備機器の設計・施工・販売・メンテナンス、マンション管理、セキュリティサービスなど幅広く事業を展開。昨年12月には新本社ビルを取得し現在地に移転した。経営理念として「総合生活支援企業」を掲げており、今回「ホテル事業を通して、より多くの皆さまの生活を豊かにすることを目指す」としている。

2019年7月9日発行