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熊本地震や天候影響し減収減益 岩田屋三越
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今期は増収見込む
株式会社岩田屋三越(福岡市中央区天神2丁目、村上英之社長)の2017年3月期決算は、売上高が前年比2・1%減の1148億6100万円、経常利益が同32・2%減の4億5100万円の減収減益だった。
熊本地震によって、商圏内顧客の消費意欲減退やツアーキャンセルでのインバウンド減が影響した。カテゴリー別では、化粧品が堅調に推移するなどして服飾雑貨がけん引。一方で、8月の猛暑や3月の寒の戻りなど天候に左右され衣料品が苦戦した。ただ、下期からは改装効果と開店80周年企画が奏功して岩田屋本店売上げは回復基調に。インバウンドも前年並みに推移した。
今期は4、5月が好調で、福岡三越の開店20周年に伴う記念企画にも取り組む。売上高で16年度比1・9%増の1170億円、経常利益で同7・6%減の4億1700万円、当期純利益で同約2・3倍の2億7300万円を見込む。
2017年6月27日発行