NEWS

  • 地域

無線ICタグ使用の管理システム販社を設立  夢花の奥社長    居酒屋などのボトルを簡単検索


 居酒屋「大名やぶれかぶれ」、「夢花」を展開する有限会社夢花(福岡市南区大橋1丁目)の奥英祐社長は、4月2日、同市南区塩原4丁目に居酒屋などで顧客の取り置きボトルを簡単に探し出す、無線ICタグを使用した管理システム販売の新会社「DFテクノシステムズ合同会社」を設立した。
 奥社長は自社店舗で、管理するボトルの数が1,000本を超え、探す時間を短縮できないかと模索する中、無線ICタグとインターネットを組み合わせた位置認識システムを開発。同業者だけでなく、物流業界など在庫管理が必要な企業からも引き合いがあり、新会社を設立。出資金は30万円。代表には奥社長が就任。同システムはボトル1本ごとにタグを張り付け、専用の読み取り機をかざすと音が鳴り、簡単に見つけ出せる仕組みで、パソコン上でデータ管理できるソフトも開発した。システム導入費用は約100万円~150万円で、初年度売上目標は3,500万円。
 奥社長は「今後は代理店網などを構築し、全国的にPRしていく。ICタグの需要が増える中、音が鳴るタグに加え、光るタグも開発し、鉄鋼業界、医療分野も視野に、2年後の売り上げを2億円、3年後55億円を目指したい」と話している。
 奥社長は北九州市出身、1963年10月19日生まれの43歳。趣味は釣り、マリンスポーツ。97年2月に独立し、居酒屋「大名やぶれかぶれ」を南区大橋1丁目の大橋西鉄名店街に出店。その後、02年に「夢花」を西鉄名店街に出店、06年には「夢花」2号店を博多駅交通センタービル8階に出店。
 役員は次の通り。
 ▼専務 伊東啓次