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無人店舗サービスの実証実験を開始 チームAIBOD


週刊経済2021年8月17日発行

今年中の実用化目指す

AIシステム開発の㈱チームAIBOD(福岡市中央区大名1丁目、松尾久人社長)は8月22日から、貨幣処理機メーカーのグローリー㈱(兵庫県姫路市、三和元純社長)と共同で開発している無人店舗サービス「BAITEN STAND」の実証実験を開始する。期間は11月末まで。
同サービスは、同社の画像認識技術によってカメラ画像から輪郭や色彩、柄などの要素をもとに商品の特定ができるほか、グローリーが開発中の顔認証技術を活用した決済サービス「バイオペイ」によるキャッシュレス決済が可能。今年2月に資本業務提携を締結した、自動車部品製造業の松本工業㈱(北九州市小倉北区三萩野1丁目、松本茂樹社長)の豊前工場(豊前市大字宇島)に新たに物販コーナーを設け、従業員の利便性や運用コストを検証する。
松尾社長は「従来の画像認識技術に比べ、少ない学習データで安定的な精度を確保しているのが特徴。工場やテーマパーク内の小売店をターゲットに今年中の実用化を目指す」と話している。
同社は2016年2月設立。資本金4229万2千円。決算期5月。従業員12人。