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災害流木使用の和紙ラベルを開発 丸信
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災害復興支援の一環
食品向け包装資材の販売、シール・パッケージ印刷の㈱丸信(久留米市山川市ノ上町、平木洋二社長)は11月5日、筑前秋月和紙処(朝倉市、井上賢治代表)と共同で災害流木使用の和紙ラベルを開発した。
2017年7月の九州北部豪雨により発生した流木や倒木を有効活用したもの。通常の和紙は楮(こうぞ)やみつまたといった樹木を原料としており、今回は粉砕した被災流木を通常の原料に混ぜ込んだ上で漉きを実施した。この和紙ラベルは酒類を販売する㈱かごしま屋(遠賀郡、牛浜善雄社長)の新商品「本格麦焼酎 耳納」に採用されている。
同社では「今後も災害流木を有効活用した取り組みを周知していくとともに、少しでも災害の復興支援につながる取り組みを検討していく」と話している。
同社は1968年6月設立、資本金4500万円、従業員数430人、売上高90億1800万円(2019年2月期)。
2020年1月14日発行