NEWS

災害時の自主防災支援マップを販売開始  ゼンリン


地域で危険個所を共有し防災意識向上

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は10月2日、災害時に自主防災組織や世帯における安全で速やかな避難を支援する自主防災マップの販売を開始した。
名称は「ゼンリン自主防災マップ」。自主防災組織や自治会・町内会、各世帯において、まち歩きで見つけた危険個所を地図上に書き込むことで、情報を確認・共有し、避難の際に活用するもの。作成したオリジナル地図を掲示板などに掲示することで、避難訓練や避難時の情報共有用の地図として利用できる。オンラインストアで販売しており、価格は税抜1万2千円。地図作成ガイドやミーティング進行サポート冊子などがセットになっている。
同社では「近年、自然災害が多発・甚大化する中で各個人が正しいタイミングで避難判断することが求められている。避難場所や避難ルートなどを地図という有効なツールに記載・整理して準備することで、いざという時に安全に速やかな避難ができる。地域防災意識とノウハウの向上に貢献していきたい」と話している。

2020年10月6日発行