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災害備蓄食を子ども食堂などに提供 福岡大学病院


週刊経済2022年2月8日発行

コロナ禍における社会貢献の一環として

福岡大学病院(福岡市城南区七隈7丁目、岩﨑昭憲病院長)は1月17日、有事に備えて備蓄している食料品を特定非営利法人フードバンク福岡を通じて「子ども食堂」や「児童支援施設」などに提供した。
「災害拠点病院」に指定されている福岡大学病院は、入院患者や病院職員用に食料品を備蓄することが義務付けられており、常時約1100人(入院患者数約800人、職員数約300人)の3日分の食料を備蓄している。この災害備蓄食は定期的に入れ替えており、これまでも入院患者の食事への利用や熊本地震など有事の際の支援物資としても利用してきたが、一昨年来のコロナ禍での社会状況を踏まえ、社会貢献の一環として昨年2月に続いて提供した。「フードバンク福岡」登録の「子ども食堂」や「児童支援施設」等へ配布される。同病院では「今後も災害備蓄食の入れ替え時に備蓄食を提供していきたい」と話している。