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災害備蓄食を子ども食堂などに提供 福岡大学病院
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週刊経済2021年3月2日発行
コロナ禍における社会貢献の一環として
福岡大学病院(福岡市城南区七隈7丁目、岩﨑昭憲病院長)は2月24日、有事に備えて備蓄している食料品を「フードバンク福岡」を通じて「子ども食堂」や「児童支援施設」などに提供した。
「災害拠点病院」に指定されている福岡大学病院は、入院患者や病院職員用に食料品を備蓄することが義務付けられており、入院患者数約800人、職員数約300人の約3日分の食料を備蓄している。これまで、災害備蓄食の賞味期限間近のものは、入院患者の食事への利用や福岡市などが催す災害関係のイベント等での配布、職員への配布などで活用してきたが、今回のコロナ禍での社会状況を踏まえ、社会貢献の一環として「子ども食堂」等に提供することを決めた。提供には特定非営利活動法人「フードバンク福岡」への登録が必要で、2月上旬に登録を完了。年1回の災害備蓄食入替時(2月頃)に提供する合意書を取り交わした。災害備蓄食は「フードバンク福岡」登録の「子ども食堂」や「児童支援施設」等へ配布される。
今回配布の災害備蓄食はドライカレー(400食)、わかめごはん(千食)、白かゆ(150食)、豚汁(5600食)、ハンバーグ煮込(1100食)、さば味味噌(100食)、肉じゃが(1100食)で、いずれも賞味期限は2021年12月~2022年2月のもの。