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火力発電所向け注力で中間期は増収・黒字化 岡野バルブ製造


補償金を特別利益に計上

バルブ製造大手の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野正紀社長)の18年11月期第2四半期決算は、売上高は前年同期比3・1%増の35億1700万円、経常利益は200万円(前年同期は1500万円の赤字)で中間黒字化した。
新設火力発電所向けの案件が見られたほか、原子力発電所向けの震災対策弁の販売にも力を入れ、バルブ事業は増収。ただ、利益率の高いメンテナンス事業で主力案件が繰り延べとなり、経常赤字こそ脱したものの営業損益は4300万円の赤字(前年同期は1億2900万円の赤字)となっている。一方、災害に伴う国からの補償金などを特別利益に計上し、四半期純利益は2億3400万円の黒字(同2200万円の赤字)となった。
通期の見通しについては、売上高は前期比1・9%減の81億5000万円、経常利益は同35・8%減の2億4000万円を見込んでいる。

2018年7月18日発行