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漬物製造のベトナム工場を稼働開始 あいしん食品


日本への輸入向け

農産物加工などのあいしん食品㈱(福岡市城南区鳥飼6丁目、秦真二郎社長)は1月24日、ベトナムで日本向け漬物の製造工場を稼働開始した。
日本の農業就業人口が減少する中、中国への依存脱却や、日本の気候との類似、人件費などのコスト面が合ったことから開設した。大阪の企業と現地企業(両社とも社名非公表)との3社共同で開設したもので、全体での投資額は4億円から5億円。敷地面積は約3万3000㎡、コンクリート造平屋建てで床面積は約661㎡。本工場と漬け込みタンク棟(塩蔵)の2施設で構成されており、日本への輸入を目的に梅干しやラッキョウ、高菜、紅ショウガなどの漬物を製造する。毎日稼働し日産は約5トン。スタッフ数は30人。
秦社長は「ベトナム産商品の認知度を高めていきたい。将来的には全体の3割の製造を目指す」と話している。
同社は1973年9月設立。資本金1000万円。売上高7億円(19年3月期)。従業員数18人。

2020年3月10日発行