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溶接ヒューム対策ハンドブックを無料配布  大洋サンソ


対策工事などにも対応

ガス溶材商社の㈱大洋サンソ(福岡市中央区渡辺通1丁目、井上透社長)は、溶接の際に発生する溶接ヒューム対策のハンドブックを作成し、10月12日から溶接に関わる事業者・作業者に無料配布を開始した。配布期間は年内。
溶接ヒュームとは急速に熱せられた金属が気化し、空気中で冷却・凝集されて粉塵になったもの。金属アーク溶接などの作業で発生する溶接ヒュームは労働者の健康障害のリスクが高く、労働安全衛生法施行令、特定化学物質障害予防規則などの改正に伴って、溶接ヒュームへの適切な対処が義務付けられるようになるため、ハンドブックを作成した。ハンドブックでは溶接ヒュームの人体への影響や必要な措置、準備すべき機器など記載。ハンドブック配布のほか、溶接現場の対策や工事に関する依頼にも対応していく。同社では「事業者・作業者は何から対策すべきか整理できていない状況ではないかと推察しており、長年溶接に携わる当社で少しでも溶接業界へ貢献したいという目的で作成した」と話している。
同社は1946年設立。資本金1千万円。従業員数40人(グループ)。

2020年10月20日発行