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温泉施設活用へ、改修工事受託事業者を決定 古賀市


週刊経済2021年1月19日発行

創業支援・テレワークなどの拠点に

古賀市(田辺一城市長)は11月12日、公募していた「古賀市温泉施設インキュベーション促進改修工事」の受託事業者を「新快生館プロジェクト共同事業体」に決定した。
対象施設は、同市薬王寺字鬼王にある温泉旅館・日帰り温泉施設「快生館」の旅館部分で、建物は3階建て、延べ床面積は約1500㎡。旅館の休業を受けて、市が同施設を活用した新規創業・起業促進拠点形成のための取り組みを進めている。共同事業体は施設利活用計画の作成、設計・施工監理、工事を手掛ける。事業費は5200万円で、国の地方創生臨時交付金を活用する方針。完成後は民間事業者による運営を想定しており、21年度早期のオープンを目指す。
市では「コロナ禍で働き方や人々の考え方が変わっている。この流れを好機ととらえ、新たな働き方や学び方、くつろぎ方を提案できる施設にしたい」と話している。