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渡辺通3丁目に初の来店型保険診断店 新出光ホケンセンター 将来的には店舗展開も構想
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石油製品販売大手、株式会社新出光(福岡市博多区上呉服町、出光芳秀社長)の関連会社で、保険代理業の株式会社新出光ホケンセンター(同区美野島二丁目、平田利昭社長)は七月一日、同市中央区渡辺通三丁目に初の来店型保険診断・コンサルティングの店舗「IDEX ライフサポート福岡」をオープンした。
同社は従来、取り扱いの大半を新出光グループ関連が占めており、「出店はグループ中心から外販に向けた第一歩」(平田社長)と位置付けている。加えて、同店では生命保険を中心に取り扱うことから、現在は損害保険が全体の八五~九〇%を占めるが、三~五年内に生保の割合を三分の一まで高め、総合保険代理店としての基盤を確立する。将来的には店舗展開も構想している。
同店は全十六社の保険を取り扱い、経験豊富なファイナンシャルプランナーが保険会社の枠を越えた公正中立的な立場で、無料で診断・アドバイスするのが特徴。顧客の家計状況や将来設計を基に、現在加入している保険を診断し、様々な保険会社の商品を比較検討しながら最適なプランを提案する。「現状の保険が最適であれば、三~五年後に再度診断に来てください、と告げる」(平田社長)という。
場所は渡辺通り沿いの「バジェット・レンタカー天神渡辺通店」二階。山田祐三代表取締役専務を責任者に、スタッフはファイナンシャルプランナー二人、事務一人の体制。営業時間は午前十時~午後六時。月・水曜日が定休日。随時無料相談会を開催しており、予約が必要。
集客にはフリーペーパーなどへの出稿のほか、独自のホームページ(http://life-support-f.jp)も開設。店内にはキッズコーナーも設置し、家計のスリム化を図りたい三十~四十代の夫婦を主ターゲットに、月間で来店五十件を目標とし、一、二年内の黒字化を目指す。
親会社の新出光では〇一年四月から提案型の「ソリューション営業」を掲げており、〇三年四月からの中期経営計画では、多くの店舗を持ち、多彩に展開する九州において、グループ各社がその専門性を高めると同時に、その総合力を生かす戦略を打ち出している。
同社は一九七〇年三月設立、資本金一千万円、従業員十六人。
平田社長は朝倉郡筑前町(旧夜須町)出身。一九四四年九月二十九日生まれの六十歳。大分大学経済学部卒。趣味は渓流釣り、野球観戦(ホークス)。ゴルフでは新出光熊本支店長時代に一日に二回ホールインワンを達成した経験を持つ。
2005.08.02発行の速報誌『週刊経済』より