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渡辺通2丁目で再開発プロジェクト 九電グループ・ふくおかフィナンシャルグループ


週刊経済2023年10月11日発行号

25年度着工目指し

九州電力㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、池辺和弘社長)、㈱電気ビル(同1丁目、豊馬誠社長)、㈱ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、同区大手門1丁目、五島久社長)と傘下の㈱十八親和銀行(長崎市銅座町、山川信彦頭取)、福岡商事㈱(福岡市中央区大名2丁目、古江寿則社長)は9月26日、オフィスビルや緑地広場などを整備する「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」を共同で進めることを発表した。
場所は九州電力が本店を置く電気ビル本館、共創館近く。対象とするエリアは未定だが、十八親和銀行が以前支店機能を置いていた「十八福岡ビル」の解体を決めており、跡地にオフィスビルを建設する計画。建物の規模は共創館(地下2階・地上14階建て、延べ床面積3万7792㎡)と同規模を想定している。プロジェクトでは「協働・共創の促進」、「脱炭素ビルへの挑戦」、「地域との共生」をコンセプトとし、オフィスビルでは新しい働き方への対応や、再生可能エネルギーなどの利用によるCO2排出量実質ゼロを目指す。周辺には天然芝の緑地広場やカフェ棟を整備し、地域のにぎわいや交流促進などに取り組む。詳細は検討中で、2025年度中の着工を目指す。
同エリアは福岡市地下鉄七隈線延伸で博多駅から直通となった渡辺通駅そばで、天神・博多まで5分、福岡空港まで11分。