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減収減益も9期連続で利益率10%超に 東洋ホイスト
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2017年3月期決算
ホイスト・クレーンメーカーの東洋ホイスト㈱(糟屋郡新宮町下府2丁目、東谷典章社長)の2017年3月期は、売上高が前期比8・1%減の32億550万円、経常利益が10・9%減の5億4700万円だった。
熊本地震の影響で同地区への環境クレーンの納品が今期にずれ込んだことや、16年3月期が好決算だった反動で減収減益になったものの、9期連続で利益率10%超えを達成した。事業別売上高はメンテナンス事業が1・7%減の10億2254万円、ホイスト事業が1・2%減の12億7831万円、環境事業が27・2%減の5億7298万円、舶用事業が9・9%減の3億3167万円。
今期は売上高が2・9%増の33億円を見込んでおり、経常利益3億3000万円以上で10期連続の利益率10%超えを目指す。東谷社長は「今期は設立60周年、2月に新社屋も完成する。これまで以上に管理体制や組織づくりに力を注ぎ、より一層信頼される企業として前進していく」と話している。
同社は1923年創業、58年9月設立、資本金は6000万円、出先は本社工場、東京・大阪・九州支店、名古屋営業所、メンテナンス事業部(新宮町)、従業員は93人。東谷社長は山口県出身、49年3月生まれの68歳、京都外国語大学卒、趣味は読書、川柳。
2017年7月11日発行