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液晶用パネル乾燥装置の実験機を開発 幸和


週刊経済2022年7月12日発行

大手電機メーカー向けに

温度管理システムなどの設計、製造の㈱幸和(糟屋郡宇美町若草2丁目、山口臣治社長)は5月18日、液晶用パネル乾燥装置の実験機を開発した。
大手電機メーカーからの受注強化を目指す。現像液を塗布した厚さ0・5㎜のガラス板を熱した後に、均一に乾燥させる装置で、ホットプレート表面に取り付けた約300個のボールベアリングの上にガラス板を載せて揺動させることで、仕上がり時の焼きむらを無くすことができる。実験可能スペースは約10㎡。山口社長は「すでに大手電機メーカー1社から受注が決まっている。実験や見学があればご連絡いただきたい」と話している。
同社は1991年4月設立。資本金1800万円。2021年12月期売上高5億5千万円。従業員49人。