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消費税率駆け込み需要で大幅増収増益  TOTO    経常益9割増


 衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、喜多村円社長)の2014年3月期連結決算は、売上高が前期比16・2%増の5534億4800万円、経常利益が同93・3%増の504億1100万円で大幅増収増益だった。
 営業利益は同101・8%増の471億8100万円。当期純利益は事業再編費や環境対策費を特損で計上するも同160・2%増の441億2200万円だった。
 主力の国内住設事業は消費税増税前の駆け込み需要などで売上高が同12・4%増の約4455億円。営業利益も同66・6%増の約361億円だった。海外住設事業は、米州、中国、アジア・オセアニア、欧州ら展開するエリアがいずれも2ケタ増収となり、売上高は同38・7%増の約1347億円。営業利益は同94%増の約157億円だった。
 今期は消費税率引き上げの駆け込み需要の反動とシステムキッチンの納期遅延による新規受注の一時停止などをかんがみ、売上高で同1・7%減の5440億円、経常利益は同24・8%減の379億円を見込む。