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海産物商品の新ブランド立ち上げ やますえ


週刊経済2021年8月3日発行

名称は「オーシャンズ」

明太子メーカーの㈱やますえ(糸島市多久、馬場孝志社長)は7月22日、糸島市の海産物ブランド「オーシャンズ」を立ち上げた。
糸島市の漁業従事者の数が減少傾向にある中、次世代に向けて糸島の魚の美味しさや魅力を伝える狙い。同社は福岡大丸天神店で運営する青果店Freaks&Co.ITOSHIMA(福岡市中央区天神1丁目)で野菜や果物を「ファーマーズ」というブランドで展開しており、海の日を機に水産加工品の販売を強化する。内容は主に鯛、サワラ、ハマス、イカなどを取り扱い、糸島産の天然真鯛のだしを使用した調味料「だしスープっ鯛!!(540円)」や「糸島カキだし クリームフライ(1080円)」、「山下商店の海のサラダ「(432円)」といった総菜やオリジナル商品を中心に販売する。
馬場社長は「頑張っている農家をピックアップし、紹介していきたい。秋口には体験型観光農園などを営む白糸の森とのコラボレーションや、クラフト作品のPRに力を入れていく」と話している。
馬場社長は糸島市出身。1975年1月16日生まれの46歳。福岡舞鶴高校卒。趣味は仕事。
同社は1996年9月設立、資本金1500万円。従業員約80人。2021年2月期の売上高は約13億円。