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海外店舗の運営形態切り替えなどで大幅増益 力の源ホールディングス


国内外で199店舗に

ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングなどの㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区薬院1丁目、清宮俊之社長)の2018年9月中間決算は、売上高が前年同期比8・6%増の117億7600万円、経常利益は約4倍の4億900万円で大幅増益となった。

中国・香港エリアおよびマレーシアエリアにおける店舗運営を合弁形態からライセンス形態へ切り替えたことによる関係会社株式の売却などにより、特別利益を1億7900万円計上した。一方で国内店舗の閉店およびカップ麺製造販売事業の廃止に伴い、特別損失を1億9200万円計上している。国内では主力のラーメン店「一風堂」ブランドと「RAMEN EXPRESS」ブランドなど7店オープンした一方、1店閉店と2店譲渡したことで店舗数は3店増の128店舗となった。海外ではアメリカ、シンガポール、タイ、ミャンマー、中国に出店した結果、店舗数は海外71店で、国内外で合計199店舗となった。また、海外事業においてはインドネシア法人を子会社化し、直営事業へと変更して効率化を図っている。

同社では「変わらないために変わり続けるという経営理念のもと、ラーメンを中心とした日本の食文化を世界に伝えるべく、国内外への新規出店を積極的に進めていく」と話している。

同社は1986年10月設立、資本金9億2320万円、従業員数523人。

2018年1月23日発行