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海中掃除のロボット開発コンテストで最優秀賞 九州職業能力開発大学校
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週刊経済2022年12月20日発行
初出場で
ものづくり産業に特化した教育プログラムを実施する九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、近藤孝広校長)は11月20日、「海のお掃除プラント&ロボット夢コンテスト2022」(津田純嗣実行委員会会長)で最優秀賞を受賞した。
同コンテストは「海洋ごみの回収と海洋汚染の改善」をテーマに、海洋汚染の浄化を目指すアイデアを小中高生、大学生から募り、公害問題の克服を目的としたもので、昨年初めて開催。同大学校は今回初出場で、「学生~一般部門」で応募総数約170以上のなかから1位の最優秀賞に選ばれた。同大学校は「海の宅配便」というタイトルで、海洋ゴミを運搬するロボットを開発。水中ダイバーが海中清掃した際に出るごみを川岸まで運搬させるロボットで、20キロ搭載できる。ゲームコントローラーで操作できるようにプログラミングし、200mの範囲内で無線遠隔操作を可能にした。設計から金属部分の加工、電気配線の組み立て、制御プログラム作成まで取り組み、そうした技術力の高さが評価され最優秀賞に至った。
同大学校では「当校では2004年から海中ロボットの開発に取り組んできた。北九州市では市や海洋環境団体などが海中清掃活動を通して海洋ごみの問題に取り組んでいる。大会での最優秀賞獲得を機に、学生たちの意識を高め、実践力向上につなげていきたい」と話している。