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海の中道海浜公園の滞在型レクリエーション拠点開業 三菱地所


週刊経済2022年3月29日発行

宿泊施設・アクティビティなどを整備

三菱地所㈱、積水ハウス㈱、一般財団法人公園財団、㈱オープン・エーで構成する海の中道パーク・ツーリズム共同事業体が昨年7月から整備していた福岡県東区の国営公園、海の中道海浜公園「光と風の広場」の滞在型レクリエーション拠点が3月15日に開業した。
公園の運営を民間が受託するPark‐PFI事業で国営公園として日本初。公園そのものが旅の目的地となる「パーク・ツーリズム」をコンセプトに、公園の自然を生かした宿泊施設・アクティビティ・飲食施設などを整備。宿泊施設は、最大直径約6mの球体テント、ヴィラ棟、アウトドアリビング、シーサイドキャビンなど4タイプがある。飲食では、既存のサイクリングセンターをレストランにリノベーションし、福岡・九州産の食材や素材を使ったメニューをそろえる。アクティビティでは、3層、高さ約17mと九州最大級で、92種類のアイテムを備えたアスレチックタワー「シー・ドラグーン」のほか、ホーストレッキングなども体験できる。また、音楽やアートなど文化的体験のイベントも予定しているという。事業期間は20年。
共同事業体の代表企業である三菱地所の渡邉眞幸九州支店長は「もともと海の中道はレジャー関係のコンテンツもあり、福岡の中でもポテンシャルの高いエリア。体験型のコンテンツや文化的な体験などを通じて、福岡独特の魅力を伝える場にできれば」と話している。