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海の中道海浜公園で電動キックボードの実証実験 mobby ride


11月の土日祝日限定

電動キックボードのシェアリングサービス展開を目指す㈱mobby ride(福岡市中央区大名2丁目、日向諒社長)は11月7日から、同市東区の国営海の中道海浜公園でサービス導入検討に向けた実証実験を開始した。
同公園が面積約300haと広大な敷地を有することから、新たな園内交通の手段としての有効性・安全性を検証するとともに、料金などについて利用者アンケートを実施し、公園での活用の可能性を検討する。mobbyはGPSで走行可能エリアを設定することができ、今回は海の中道駅口からバラ園・動物の森までの約1・5㎞の区間を対象とする。料金は片道100円で、20台以上を配備。乗車条件は自転車に乗れることで、13歳以上・動きやすい服装での利用を推奨する。期間は11月29日までの土日祝日の午前10時〜午後4時で、雨天の場合は中止。日向社長は「電動キックボードと公園との相性がよく、走りやすいエリア。多くの方に体験していただき、利用者アンケートを今後のサービス検討に生かしたい」と話している。
同社は2017年8月設立。電動キックボードは法令上原動機付自転車に該当し、車体の保安基準などの条件を満たさなければ公道を走ることはできないが、経済産業省の「新事業特例制度」の認定を受け、10月からは福岡市などの一部エリアで公道での実証実験を進めている。

2020年11月17日発行