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浜の町病院前に旗艦調剤店  タカラ薬局    感染症対策設備も


 調剤薬局展開の株式会社タカラ薬局(福岡市博多区博多駅前3丁目、小川明久社長)は10月1日、福岡市中央区長浜1丁目に新店舗を開業する。
 64店舗目で場所はこの10月に移転オープンする浜の町病院の正面道向かい。店名は「浜の町病院前」店。店舗面積は約166平方m、うち調剤室約36平方m、待合スペース約65平方m。店舗規模、中でも調剤室や薬品庫は既存店と比較しても大型で、薬品在庫数も多く850から1200品目超となり開局後も増える見込みという。担当の宮野雅也薬事部第一ブロック部長は「近隣利用者や将来の在宅医療への対応を考え在庫は充実させた」と語る。常駐薬剤師は5人で、全員が同社の既存大型薬局で経験を積んだ人材。
 同店ではオゾンガス除染装置を2台導入し感染症対策にも力を入れる。薬品庫には空気の流れで菌が入り込まない仕組みで専用の受渡窓口を設置するなど新型インフルエンザなどのパンデミック(感染症世界流行)にも対応する。また、オストメイト(人工肛門保有者等)対応トイレも完備。このほかiPadを使った窓口での呼び出しシステムや、待合スペースに来店客がリラックスできる“カフェ”スペースを設け専任の相談員も配置させる。宮野部長は「個々のニーズに対応し、将来の旗艦調剤店にしていきたい」と語る。