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洲本市と淡路島で洋上風力発電事業着手へ  自然電力    環境省公募事業に採択され


 自然エネルギー発電開発の自然電力株式会社(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)は今後、兵庫県の淡路島一体における洋上風力発電事業に着手する。
 陸運・運送業のマルショウ運輸株式会社(兵庫県南あわじ市)と出資し設立した淡路風力発電株式会社(同県洲本市、松井規佐夫社長)が、洲本市と共同で提案した環境省の公募事業「平成28年度風力・地熱発電に係る地域主導型の戦略的適地抽出手法の構築事業」に採択されたことによるもの。
 これに伴い洲本市五色(ごしき)沖が同事業のモデル地域に選定。「あわじ環境未来島特区」の指定を受ける淡路島地域での洋上風力発電事業の早期実現に向け、マルショウ運輸、洲本市と連携し事業を推進していく。モデル地域面積は3400ha。今後は想定発電所規模として5メガワット風車の20基程度とする最大100メガワットの適地を抽出予定で、事業予算は約8000万円、実施期間は2016年4月から2018年3月までとなっている。
 同社では「今後も自治体、地元企業と連携し、地域に根差した取り組みを積極的に行い、自然エネルギーの普及と持続可能な社会の構築に貢献していきたい」と話している。