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法面工事進み売上高、利益ともに上方修正  日本乾溜工業9月期決算


増収見込み

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、伊東幸夫社長)は2020年9月期決算の業績を上方修正した。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、タイヤ需要が低調に推移していることから化学品事業の売上高は大きく減少する見込みだが、主力の建設事業において、災害復旧や防災減災のための法面工事が第3四半期までに完成したことに加え、手持ち工事についても順調に進捗していることや契約金額も増額になりグループ全体での売上高は当初予定を上回る見込み。また利益は、建設事業の売上高増加に加え、工事における収益性の向上で、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が当初予想を上回る見込み。売上高は期首予想の130億円から140億円に、経常利益は同4億4千万円から7億4千万円に、営業利益は4億1500万円から7億円に、当期純利益は3億1千万円から4億6千万円に上方修正した。売上高は前期比2・5%増、経常利益は同20・3%減の増収減益を見込んでいる。

2020年9月15日発行